「お父さんは辛い仕事を頑張っている」というCMへの違和感
以前からテレビCMなどでよく見られるのが、
「お父さんは辛い仕事を家族のために頑張ってくれている」系のものです。
最近では三菱ビルテクノサービスのCM(「父のつぶやき編」)など。
意図していることは分かるのですが、
私はすごく違和感を覚えます。
昔、子どもの頃に母によく言われていました。
「お父さんはあなたたちのために仕事を頑張っている」
「白髪が増えたのはあなたたちが心配をかけるせい」
そう言われて「お仕事頑張って!」という気持ちにはなれませんでした。
何で自ら子どもを産んで、大変な思いをしてるんだろう…
独身の頃から仕事をしていたのに、子どもが生まれたら何で「子どものために仕事をする」と目的がすり替わっているんだろう…
お父さんお母さんは自分の人生を生きているのかな?
子どものための人生になってしまったのかな?
そんな思いが湧いてきましたが、親に聞くことは出来ませんでした。
よくあるテレビCMを紹介すると…
お父さんが取引先に怒られたり、
満員電車でもみくちゃにされながら出勤したり、
風邪を引いてるのに薬を飲んで無理やり働いたり、
深夜まで残業して疲れているけど栄養ドリンクで誤魔化したり、
飲み会続きで身体が悲鳴をあげていたり…etc..
「働くこと=辛いことに耐えること」
という刷り込みが多すぎませんか?
そういう働き方ばかりではないのではないでしょうか?
これを見るとこんな風に働きたいとは決して思えません。
子供が「人生はもっと楽しくなるんだ!」と思えるCMにして欲しいです。