上司の死から考える
今日は暗い話になります。
前の職場の上司が亡くなったと連絡がありました。
職場で自殺していました。
転職したのでもう会うことは無かったと思います。
でも…会うことはなくても、元気で生きていて欲しかった。
順調に出世していた頭の良い人でした。
割といつもニコニコしている人でした。
会社や学校で上手くいかず自殺をしたと聞くとよく、
「それなら辞めたら良かったのに」と言う人がいます。
確かにそうです。
でも追い込まれている人にはそんな選択肢を考える余裕はありません。
そこで過ごす時間が長いほど、その世界が自分の生きる世界の全てになります。
「この会社しか知らない自分は、辞めてもどうしようもない」
「結局ここにいても、外に出ても生きていけないのなら、もう終わりにしよう」
恐らくこういう結論に辿り着いてしまいます。
特に奥さんや子どもを養っている場合、
会社を辞める選択肢は排除するでしょう。
責任感の強い人ほどそういう傾向は強いと思います。
誰かに相談出来るなら良いですが、
自分の心の内を明かせない人は難しいです。
1人で考えているとどんどん落ちていくので、
誰かが救い出す必要があります。
亡くなった上司を誰も救えなかった。
転職してから一度も会えなかったけど、私が救えたら良かった。
もう誰もこんな形で失いたくないです。