働くオンナブログ

自分らしい生き方を日々模索しています

人と違うことをするのが怖い

私は大学時代、就活がうまくいきませんでした。

 

正直働きたくないと思っていました。

でも大学3年生になると周りが就活をし始め、

「私も何かしなくては!」と思い合同企業説明会などに足を運びだしました。

ものスゴイ数の学生が会場に押し寄せ、

みんな真っ黒のスーツに身を包んでおり異様な光景でした。

 

リクルートなどが主催する企業説明会は大手企業中心で、

私ももしかしたら大手に入れるかもしれないと思ってしまいました。

そこからは大手企業中心に就活をしていったのですが上手くいかず…

同じゼミの同級生には次々と大手企業に内定が出ていきました。

 

周りと比べて全然内定がもらえないのも辛かったですし、

いつまで真っ黒なスーツを着て「私は内定がありません!」

とアピールしながら歩けばいいのかと考えると悲しくなりました。

 

結局、卒業式の直前まで就活を続けました。

でもうまくいきませんでした。

一人暮らしをしていたマンションを引き渡し、広島の実家にバスで帰りました。

バスに乗ったとき悲しくて泣きました。

 

彼氏とは広島と大阪の遠距離恋愛になりましたが、

何かと理由をつけて大阪に行きました。

大阪で母校のキャンパスを歩いていたとき、

「あんなに沢山いた大学の同級生は、みんなどこへ行ってしまったんだろう」

と思いました。

小学校、中学校、高校、大学…

みんな同じように進んでいくのに大学を卒業したあとみんなどこへ行ってしまったんだろう。

私だけ、まだここに取り残されているような気がしました。

 

私も大学の同級生と同じように大手民間企業に入社し、

同じような人生を歩んでいくのだと思っていました。

私もみんなと同じように生きていきたい、敷かれたレールの上を歩きたい…

当時の私はそのことで頭がいっぱいでした。

 

就職さえすれば、今抱えているような悩みはなくなるのだと。

 

人それぞれ人生は違い、同じ人生など何一つないのに。

 

 

 

 

大学卒業後の当時の私の気持ちをそのまま書いてみました。

多かれ少なかれ、多くの人が同じような気持ちを持っていると思います。

人と違うことをするのが怖いんです。

自分の人生を人任せにしているのです。

でも、たった一度しかない自分の人生。

自分の力で輝かせないともったいないですよね。

 

私も時々自分を見失いそうになりますが、

あのころの自分には戻りたくないです。