安定した仕事とは
公務員、インフラ系企業などに勤めている人は
「安定した仕事でいいなー」と言われたことが必ずあると思います。
それは、倒産の心配がほとんどなく、景気の影響を受けにくく、長く働けるイメージがあるからでしょう。
しかし、この最後に挙げた「長く働ける」イメージには大いに疑問があります。
例えば、教師。
公務員なので景気による給料の大きな変動はありません。
しかし、授業の他にも生徒や保護者への対応、部活の顧問、事務作業…
やらなければならないことは膨大にあるにも関わらず
それに見合った給料が支払われているとは言えません。
ストレスや鬱病により休職する教員の数の多さは、たびたびメディアに取り上げられています。
夢を抱いて教師になっても、続けることが出来ず退職してしまう人も多いのです。
果たしてこれが安定した仕事と言えるのでしょうか?
長く働ける仕事かどうかは働いてみないと分からないものです。
職場の環境や人間関係、待遇などは外からはあまり見えないからです。
いい会社だと思って働いていても、別の部署に異動した途端働きにくくなったという人もいるでしょう。
何が安定した仕事かなんて分かりません。
ストレスフルな職場で、精神的に辛くなって働けなくなったら
世間で安定しているといわれる公務員でも優良企業に勤めていでも、
何の意味もありません。
世間のイメージや周りの声に左右されず、
自分にとって働きやすい仕事は何か…
それを考えていきたいものです。