世間ではなく自分基準で考える

ブラック企業とホワイト企業という言葉があります。

ブラック企業は人を使い捨てにする、

労働基準法など完全に無視している企業のことです。

ホワイト企業はその逆と考えるのが普通ですか、

全ての人がずっと働きたいと思うホワイトな企業は存在しないと思います。

同じ企業に勤めていても、

定年までずっといる人もいれば

途中で辞める人もいます。

例えばチームで仕事をするのが好きな人にとっては、

1人で黙々と作業することは苦痛に感じるかもしれません。

バリバリ働くことが好きな人がゆっくり仕事をする部署に異動になれば、

物足りないかもしれません。

或いは、フレキシブルな働き方をしたい人にとって

始業と終業時間が決められている企業では

働く気が起きないかもしれません。

ある人にとっては気にならない(むしろ良い)ことでも、

ある人にとっては我慢出来ないほど苦痛なことかもしれないのです。

それは一人一人違って当たり前で、

その当たり前のことを皆が受け止める社会であって欲しいと思います。

自分にとってどんな環境がホワイトであるかは、

実際にやってみないと分からない場合も多いと思います。

私たちは自分のことを分かっているようで

意外と分かっていないものだからです。

多くの人がしているからといって自分にも合っているとは限りません。

「そんなホワイト企業にいて辛いなんておかしいよ」

と言う人がいても気にしなくて良いです。

全くおかしくないからです。

世間一般からみておかしいかどうかより、

自分自身の感覚からみておかしいかどうか考えた方がずっと建設的です。

世間ではなく自分基準で考えるようになれば

きっと世界が広がります。